腹腔鏡手術を受けていただくまでの流れをご説明します。はじめての手術で不安な飼い主様も多いと思いますので、どの段階で何をするのかをあらかじめ知っておいていただければと思います。
1. ご予約・ご相談
まずはお電話またはWEBからご予約ください。診察で体の状態を確認し、腹腔鏡での手術が適しているかを判断します。年齢や体格、これまでの健康状態によっては、開腹手術のほうが適していることもあります。手術の内容、想定される費用、術後の過ごし方についてもこの時点でご説明します。
2. 術前検査
手術の前に、麻酔をかけても大丈夫かを確認するための検査を行います。身体検査と血液検査を行い、必要に応じてレントゲン検査や超音波検査を追加します。検査の結果によっては、手術の時期をずらしたり方法を変えたりをご提案する場合があります。
3. 手術日のご予約
検査の結果をふまえて、手術の日を決めます。前日までの過ごし方や、当日の絶食・絶水についてご案内しますので、指示に沿ってご準備ください。食事が入ったまま麻酔をかけると危険なため、ここは必ずお守りください。
4. 手術当日
朝、決められた時間に来院いただき、動物をお預かりします。手術前にもう一度状態を確認し、問題がなければ麻酔をかけて手術を行います。手術中は、心拍・呼吸・血圧などをモニターで確認しながら進めます。手術が終わりましたら、飼い主様にご連絡します。
5. 手術後のお預かり
腹腔鏡下の避妊手術は傷が小さく術後の負担が少ないため、当日中にお帰りいただける(日帰り)ことも多い手術です。麻酔の覚め方や痛みの様子、食欲などを確認し、状態やご希望に応じて一泊お預かりすることもあります。一泊のお預かりに追加の費用はいただきません。痛みが出ないよう、鎮痛のお薬で管理します。
6. 退院
当日、または一泊お預かりした場合は翌日、状態に問題がなければ退院となります。退院時に、ご自宅での過ごし方、お薬の飲ませ方、傷の見かたについてご説明します。腹腔鏡では傷が小さいため、カラーを着けずにすむことが多くなります。
7. 抜糸・術後の確認
手術からおよそ7〜10日後に、傷の治り具合を確認して抜糸を行います。それまでの間に、傷が赤く腫れる、出血する、しきりに気にして舐めるといった様子があれば、予定を待たずにご連絡ください。
SUPERVISED BY / 監修
このページは、南大沢どうぶつ病院 院長・獣医師 保坂 創史(日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)が監修しています。2009年より腹腔鏡手術に取り組んでいます。
最終更新日:2026-06-25