「大切な家族に、できるだけ体の負担が少ない手術を受けさせてあげたい」。そう願う飼い主様に、当院は「腹腔鏡手術」という選択肢をご提案しています。
腹腔鏡手術は、お腹を大きく切り開く従来の開腹手術とは異なり、直径5〜10ミリほどの小さな穴を数か所あけて行う「低侵襲手術」です。そこから高性能カメラ付きのスコープと専用の器具を入れ、モニターにお腹の中を映し出しながら、繊細に手術を進めていきます。傷が小さいぶん、術後の痛みや出血が少なく、回復も早いのが特徴です。
当院は2010年に腹腔鏡手術を導入し、以来15年以上にわたって毎年続けてきました。これまでの実施はのべ100件を超えます。避妊手術(卵巣摘出)から、停留精巣の摘出、誤飲した異物の摘出、肝臓などの生検まで、積み重ねた経験をもとに、安全で精度の高い手術を心がけています。
「きずの小さな手術」は、単なる技術ではなく、動物とご家族にもっとやさしい医療をという私たちの想いそのものです。もちろん、すべての手術が腹腔鏡に向いているわけではなく、開腹手術のほうが適しているケースもあります。だからこそ、しっかりとした事前検査とご説明のうえで、その子にとって最善の方法を一緒に選んでいきます。腹腔鏡手術が気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。
