FIPの抗ウイルス治療は、国内で市販されていない薬剤を用いるため、自由診療(保険適用外)となります。ここでは、費用の考え方と目安をご案内します。実際の金額は、猫ちゃんの体重・症状・使うお薬によって変わりますので、診察のうえで具体的にご説明します。
お薬代(84日間)の目安
費用は、猫ちゃんの体重と、「内服のみ(A)」か「注射を数日行ってから内服に移る(B)」かによって変わります。下記は84日間のお薬代のおおよその目安です。
| 体重 | A:内服のみ | B:注射(3〜7日)+内服 |
|---|---|---|
| 3kg未満 | 約21〜25万円 | 約30〜42万円 |
| 3kg以上 | 約21〜25万円 | 約32〜45万円 |
| 4kg以上 | 約25〜30万円 | 約36〜50万円 |
| 5kg以上 | 約28〜33万円 | 約40〜56万円 |
| 6kg以上 | 約31〜36万円 | 約44〜60万円 |
症状が重い場合(特に神経の症状があるときなど)は、お薬の量が増えるため、費用が変動することがあります。
お薬代のほかにかかる費用
上記のお薬代のほかに、次のような費用が別途かかります。
初期の診断費用(おおよそ2〜5万円程度)
定期的な血液検査(治療中のモニタリング)
超音波検査などの画像検査(治療中のモニタリング)
入院管理費(必要な場合)
点滴などの支持療法(必要な場合)
費用についてのご相談
FIP治療は、長い期間と一定の費用が必要になる治療です。当院では、治療を無理におすすめすることはありません。ご家族の状況もうかがいながら、積極的な治療から、負担を抑えたケアまで、納得のいく方針を一緒に考えていきます。費用について不安な点があれば、遠慮なくお尋ねください。治療を始める前に、想定される費用をご説明します。
SUPERVISED BY / 監修
このページは、南大沢どうぶつ病院 院長・獣医師 保坂 創史(日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)が監修しています。レムデシビル・モルヌピラビルを用いた猫のFIP治療に取り組んでいます。
最終更新日:2026-06-25