SYMPTOM

犬の呼吸が荒い

こんなときは、すぐにお電話ください

呼吸が苦しそう、ぐったりして動かない、後ろ足が急に動かなくなった、けいれんがある——こうしたサインは一刻を争います。診療時間内は、まずお電話ください。夜間・休診時は、かかりつけ以外でもお近くの救急動物病院を受診してください。

電話をかける 042-670-0733

呼吸が浅く速い、苦しそうに呼吸するといった様子は、循環器疾患の重要なサインのことがあります。

こんな呼吸に注意

肺に水が溜まる「肺水腫」や、心臓の拡大による肺の圧迫で、浅く速い呼吸を示すことがあります。通常、安静時であれば犬の呼吸数は1分間に20〜30回前後ですが、それを超えている場合は注意が必要です。

また、お腹の筋肉を使っているように見える呼吸(努力性呼吸)や、首を伸ばして呼吸している場合は、心不全の進行や肺水腫の可能性があり、重篤な状態であることが多いです。

家庭でできる「安静時呼吸数」のチェック

犬が眠っているときに1分間の呼吸回数を数えるだけで、肺水腫の早期兆候に気づける場合があります。安静時の呼吸数が1分間に30回を超える日が続くようであれば、早めにご相談ください。

当院での対応

呼吸が苦しそうな状態は緊急性が高い場合があります。当院では胸部レントゲンや心エコー検査で肺水腫や心拡大の有無を確認し、必要に応じて酸素吸入や利尿薬などの治療を行います。苦しそうな呼吸が見られる場合は、できるだけ早くご連絡ください。

よくあるご質問

どんな呼吸なら急いで受診したほうがよいですか?

お腹の筋肉を使うように見える呼吸や、首を伸ばして苦しそうにする呼吸は、心不全の進行や肺水腫が疑われる状態のことがあります。安静にしていても呼吸が浅く速いままのときも同様です。こうした様子が見られるときは、様子を見ずにできるだけ早くお電話のうえご来院ください。

運動や暑さで呼吸が荒くなるのと、病気の呼吸はどう見分けますか?

運動の直後や暑いときの荒い呼吸は、休ませて涼しい場所に移すと落ち着いてくることが多いです。一方で、安静にしても呼吸が速いままだったり、じっとしているのに苦しそうな様子が続いたりする場合は、心臓や肺の病気が隠れていることがあります。落ち着かないときや判断に迷うときは、ご相談ください。

家庭で呼吸数を数えるにはどうすればよいですか?

犬が眠っているときに、胸やお腹が上下する動きを1分間数えます。安静時であれば1分間に20〜30回前後が目安です。同じ条件で毎日数えて記録しておくと、変化に気づきやすくなります。30回を超える日が続くようであれば、早めにご相談ください。

どのくらいの呼吸数になったら受診したほうがよいですか?

安静時の呼吸数が1分間に30回を超える日が続く場合は、肺水腫の早期のサインのことがあり、受診の目安になります。回数が正常の範囲でも、努力性の呼吸や苦しそうな様子があるときは、数字にかかわらず早めにご連絡ください。

夜間や休診時間に呼吸が苦しそうなときはどうすればよいですか?

呼吸が苦しそうな状態は時間帯を問わず緊急性が高いことがあります。診療時間内であればすぐにお電話のうえご来院ください。休診時間や夜間で当院での対応が難しいときは、お近くの夜間救急動物病院の受診をご検討ください。ふだんから連絡先を控えておくと、いざというときに慌てずにすみます。

呼吸が落ち着いたように見えれば、受診しなくても大丈夫ですか?

一時的に落ち着いたように見えても、心臓や肺の状態が改善しているとは限りません。苦しそうな呼吸が一度でも見られた場合は、レントゲンや心エコー検査で原因を確かめておくことをおすすめします。気になる様子があったときは、落ち着いているうちにご相談ください。

SUPERVISED BY / 監修

このページは、南大沢どうぶつ病院 院長・獣医師 保坂 創史(日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)が監修しています。

最終更新日:2026-06-25

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南大沢どうぶつ病院/多摩八王子動物がんクリニック