南大沢どうぶつ病院/多摩八王子動物がんクリニック
動物が病気になったとき、飼い主様の多くは不安や戸惑いを感じます。
「何が起きているのか分からない」 「これからどうなるのか想像がつかない」 「先生の話が難しくて理解できなかった」
こうした状態のまま治療が進んでしまうと、 飼い主様は十分に納得できないまま大切な決断を迫られることになります。 当院が説明に時間をかける医療を大切にしているのは、 治療の質だけでなく、理解と納得こそが良い医療につながると考えているからです。
説明不足が生む不安と後悔
動物医療の現場では、忙しさから十分な説明ができないこともあります。
しかし、
病気の内容がよく分からない
治療の目的が理解できていない
なぜその検査が必要なのか分からない
といった状態で治療を受けることは、 飼い主様にとって大きな不安につながります。
その結果、
「もっと説明を聞いておけばよかった」 「本当にこの治療でよかったのだろうか」
と後悔してしまうことも少なくありません。
私たちは、こうした思いをできる限りなくしたいと考えています。
「分かること」が安心につながる
病気や治療について理解できると、 飼い主様の気持ちは大きく変わります。
先の見通しが立つ
治療の意味が分かる
不安が減る
そして何より、 納得して選択できるようになるのです。
当院では、専門用語をできるだけ使わず、 図や検査結果、書面などを用いて分かりやすく説明することを心がけています。
「難しい話を簡単に伝えること」も、 獣医師の大切な役割だと考えています。
当院の説明への取り組み
当院では、診察の中で次のような工夫を行っています。
検査結果を数値や画像を見ながら説明
書面(検査結果報告書・説明資料)で整理してお渡し
治療の流れを段階(STEP)で提示
これにより、
「今どの段階にいるのか」 「次に何を考えるのか」
が分かりやすくなり、治療に対する不安が軽減されます。
専門診療だからこそ説明が重要
当院では、 腫瘍科(がん診療)、循環器科、腹腔鏡外科、腎泌尿器科などの専門診療にも力を入れています。
専門的な診療ほど、
治療内容が複雑になりやすい
選択肢が多くなる
判断が難しくなる
という特徴があります。
だからこそ、専門診療では特に時間をかけて説明し、 ご家族が正しく理解できる環境を整えることが欠かせません。
説明に時間をかけることは「効率が悪い」ことではありません
一見すると、説明に時間をかけることは非効率に感じられるかもしれません。
しかし実際には、
治療方針がスムーズに決まる
不安による電話や再相談が減る
トラブルや誤解が少なくなる
など、結果的に診療全体の効率が良くなることが多いのです。
また、信頼関係が深まることで、 長く通っていただけるご家族も増えていきます。
こんな方に当院の医療は向いています
治療内容をしっかり理解したい方
納得して選択したい方
質問しやすい病院を探している方
専門的な説明を分かりやすく聞きたい方
最後に
動物医療は、獣医師が一方的に進めるものではありません。 ご家族と獣医師が情報を共有し、一緒に考えて進めていくものです。
そのためには、十分な説明と対話の時間が欠かせません。
当院ではこれからも、忙しさを理由に説明を省くことなく、 一頭一頭に向き合う医療を大切にしていきます。
どんな小さな疑問でも構いません。 気になることがあれば、どうぞ遠慮なくお尋ねください。
SUPERVISED BY / 監修
この記事は、南大沢どうぶつ病院 院長・獣医師 保坂 創史(日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)が監修しています。
公開日:2026-02-12