南大沢どうぶつ病院/多摩八王子動物がんクリニック
動物は年齢を重ねるにつれて、少しずつ体に変化が現れてきます。 若い頃と同じように見えても、体の中では老化や病気のリスクが高まっています。
「年のせいかな」と思って見過ごしてしまいがちな変化の中に、 実は病気のサインが隠れていることも少なくありません。
当院がシニア期の健康管理を特に重視しているのは、 小さな変化に早く気づくことが、将来の大きな安心につながるからです。
シニア期とはいつ頃から?
一般的に、
犬や猫では7歳頃から中年期
10歳頃からシニア期
と考えられています。
個体差はありますが、この時期から病気の発症リスクが高まるため、 日常の観察と定期的なチェックがとても重要になります。
見逃しやすいシニア期の変化
食欲や体重の変化
食べる量が減ったり、逆に増えたり、体重が急に減少した場合は注意が必要です。
水を飲む量や尿の変化
水をよく飲むようになった、トイレの回数が増えた場合は、腎臓やホルモンの病気が隠れていることがあります。
元気や活動量の低下
散歩を嫌がる、寝ている時間が増えたなどの変化も重要なサインです。
呼吸や咳の変化
散歩を嫌がる、寝ている時間が増えたなどの変化も重要なサインです。
しこりや体の変化
体に触ってしこりを感じた場合は、早めの評価が大切です。
「年のせい」と思わずに相談を
これらの変化は老化の一部として見過ごされがちですが、 多くの場合、適切な治療や管理で改善できる病気が関係しています。
「年だから仕方ない」と決めつけず、 気になる変化があれば早めにご相談ください。
当院のシニア期ケアへの取り組み
当院では、シニア期の動物に対して、
定期的な健康診断
血液検査や画像検査による評価
生活環境や食事のアドバイス
を組み合わせた総合的なケアを行っています。
早期に異常を見つけることで、 無理のない治療や管理につなげることができます。
専門診療の視点を活かした評価
当院では、 腫瘍科(がん診療)、循環器科、腹腔鏡外科、腎泌尿器科などの専門診療にも力を入れています。
専門的な知識を活かすことで、 シニア期に増える病気をより正確に評価し、適切な対応が可能になります。
シニア期こそ「予防」と「早期発見」が大切
シニア期に入ってからの健康管理は、
病気の早期発見
進行の抑制
生活の質の維持
につながります。
定期的なチェックと日常の観察が、 大切な家族と過ごす時間を長く、快適にしてくれます。
最後に
シニア期は、病気が増える時期であると同時に、 適切なケアによって穏やかに過ごせる時期でもあります。
小さな変化を見逃さず、早めに対応することが、 健康で幸せなシニアライフを支える鍵です。
もし気になる変化があれば、どうぞお気軽にご相談ください。 一般診療から専門診療まで、一頭一頭に合わせたケアをご提案いたします。
SUPERVISED BY / 監修
この記事は、南大沢どうぶつ病院 院長・獣医師 保坂 創史(日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)が監修しています。
公開日:2026-03-09