「ご縁があって、保護猫を迎えることになりました」「保護犬の里親になります。まず何をしてあげたらいいですか?」。新しい家族を迎えるときの、温かいご相談です。
それは、その子の今までを引き継いで、これからの暮らしをスタートする大切なタイミングです。最初の検査と環境づくりが、その後の健康に大きく影響します。
最初にチェックしておきたい項目
全身状態の確認
体重、被毛、皮膚、口の中、耳、目、聴診。基本の身体検査で、見落としを防ぎます。
寄生虫の検査
便検査でお腹の寄生虫を確認します。猫ちゃんではノミ・ダニも要注意です。
感染症の検査
猫白血病ウイルス(FeLV)、猫免疫不全ウイルス(FIV)の検査を新しい家族として迎える前後にお勧めします。
血液検査
若いうちのベースラインを取ることが、将来の比較にとても役立ちます。
ワクチンと予防
既往の確認
前の保護先での接種歴や、過去の体調記録があれば、ぜひお持ちください。
必要な予防の組み立て
コアワクチン、ノミ・ダニ予防、フィラリア予防(犬)など、生活に合わせて計画します。
不妊・去勢手術の相談
タイミングのご提案
年齢、体重、健康状態を踏まえて、適切な時期をご提案します。
メリット・デメリットを共有
未来の病気のリスク低減と、麻酔のリスク。両面をお伝えします。
おうちでの環境づくり
静かに馴れる時間を
新しい家に来た直後は、無理に触らず、安心できる隠れ家と落ち着いた空間を準備してあげてください。
フードの切り替えはゆっくり
急に変えると下痢の原因に。1〜2週間かけて切り替えましょう。
過去がわからなくても大丈夫
年齢推定もできます
歯の状態などから、ある程度の年齢推定は可能です。今までのことが分からなくても、これからの健康管理は十分に組み立てられます。
当院でできること
当院では保護犬・保護猫の初期健診をていねいにお受けしています。これからの暮らしのスタートを、一緒に整えていきましょう。
一緒に決めていきましょう
迎えたばかりのご家族には、迷うことがたくさんあります。「これでいいのかな?」と思ったらお気軽にお声がけください。