2026-02-02

当院が大切にしている医療の考え方 〜治療を強制しない理由〜

南大沢どうぶつ病院/多摩八王子動物がんクリニック

動物医療は日々進歩し、検査や治療の選択肢は年々増えています。 その一方で、飼い主様から

「何が正解なのか分からないまま治療が進んでしまった」 「本当にこの治療しかなかったのだろうか」

という声を耳にすることも少なくありません。

私たちは、医療の技術だけでなく、飼い主様が納得して選択できる医療こそが、これからの動物医療に最も大切だと考えています。

なぜ「治療を強制しない医療」を大切にしているのか

獣医師として長年診療を行う中で感じてきたのは、 同じ病気であっても、最適な治療はご家庭ごとに異なるということです。

  • 年齢

  • 性格

  • 生活環境

  • ご家族の考え方

  • 通院の負担

  • 費用面

これらすべてを無視して「医学的にこれが一番だから」と一つの治療を押し付けてしまうことは、本当の意味で動物とご家族のためになるとは限りません。

だからこそ当院では、 治療を一方的に決めるのではなく、複数の選択肢を提示し、一緒に考える医療を大切にしています。

動物医療で起こりがちな問題

動物医療の現場では、以下のようなことが起こりがちです。

  • 専門用語が多く、十分に理解できないまま治療が進む

  • 選択肢があることを知らされない

  • 「やらなければ助からない」と感じてしまう説明

結果として、治療後に

「本当にこれで良かったのだろうか」 という不安や後悔を抱えてしまうケースもあります。

私たちは、こうした状況をできる限りなくしたいと考えています。

当院の取り組み:分かりやすさと選択肢の提示

当院では、検査結果や病状について

  • できるだけ専門用語をかみ砕いて説明

  • 書面(検査結果報告書・説明資料)で整理してお渡し

  • 今後考えられる経過や治療方法を複数提示

することを心がけています。

また、治療の流れを段階(STEP)で示し、

「まず何を評価するのか」 「次にどんな選択肢があるのか」

を分かりやすく共有しています。

これにより、飼い主様が状況を正しく理解し、 ご家庭に合った選択を安心して行えるようにしています。

専門診療だからこそ“納得”が重要

当院では、腫瘍科(がん診療)、循環器科、腹腔鏡外科、腎泌尿器科などの専門診療にも力を入れています。

専門性の高い治療ほど、

  • 治療内容が難しくなりやすい

  • 費用や期間の負担が大きくなる

からこそ、納得のない治療は決して行うべきではないと考えています。

「できること」と「やるべきこと」は必ずしも同じではありません。

医学的な視点と、ご家族の想いの両方を尊重しながら、最善の道を一緒に探していく。 それが当院の目指す医療です。

当院が目指すのは“パートナーとしての動物病院”

私たちは、動物の病気を治すだけの場所ではなく、

  • 不安を相談できる場所

  • 正しい情報を得られる場所

  • 一緒に考えてくれる存在

でありたいと考えています。

治療を選ぶのは獣医師ではなく、ご家族と動物自身です。 私たちはその判断を支える専門家として、誠実に寄り添います。

こんな方に当院は選ばれています

  • 治療内容をきちんと理解して進めたい方

  • 選択肢を比較しながら納得して決めたい方

  • 専門的な診療を受けたいが不安もある方

  • 無理な治療を勧められたくない方

最後に

動物医療に「絶対の正解」はありません。 だからこそ、私たちは一方通行の医療ではなく、対話のある医療を大切にしています。

もし、現在の治療や診断について不安や迷いがある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。 セカンドオピニオンや専門診療のご相談も受け付けています。

皆さまと大切なご家族が、納得と安心のもとで最善の選択ができるよう、私たちは全力でサポートいたします。

SUPERVISED BY / 監修

この記事は、南大沢どうぶつ病院 院長・獣医師 保坂 創史(日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医Ⅰ種)が監修しています。

公開日:2026-02-02

気になる症状は、お気軽にご相談ください

八王子・南大沢の動物病院 042-670-0733

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