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子宮蓄膿症は「緊急手術」が必要です。避妊していない子は注意

「最近水をたくさん飲むようになって、お腹が張ってきていて」「発情の後から元気がなくなって、急に食欲がなくなりました」。避妊手術をしていない女の子のご家族から、ぜひ覚えておいていただきたい症状です。

それは、子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)かもしれません。命に関わる病気で、診断がついたら緊急手術が必要になります。

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子宮蓄膿症とはどんな病気?

子宮の中に膿がたまる

発情後のホルモン変化を背景に、子宮内で細菌感染が起き、膿がたまる病気です。子宮が破裂すれば敗血症(はいけつしょう)に至り、命に関わります。

中高齢の未避妊の女の子に多い

発情のサイクルを重ねた女の子に多く、特に発情から1〜2か月後にリスクが高まります。

サインを覚えてください

多飲多尿(たいんたにょう)

お水を異常に多く飲み、おしっこの量が増えます。

食欲低下・嘔吐

食欲が落ち、吐くこともあります。

お腹の張り・陰部からの排膿

お腹が大きく見える、陰部から膿が出てくる場合もあります。

元気がない・歩きたがらない

全身状態の悪化のサインです。

なぜ緊急手術なのか

内科治療だけでは間に合わない

原因が子宮そのものにあるため、お薬だけで完治させるのは難しい病気です。

手遅れになる前に

進行すれば、敗血症や腎機能の悪化を起こします。診断当日〜翌日に手術となるのが一般的です。

手術の内容

子宮と卵巣を摘出する手術です。状態に応じて、点滴や抗生剤で全身を整えながら進めます。

手術の内容

子宮と卵巣を摘出する手術です。状態に応じて、点滴や抗生剤で全身を整えながら進めます。

予防の鍵:避妊手術

子宮蓄膿症は予防できる病気

若いうちの避妊手術で、ほぼ完全に予防できます。乳腺腫瘍のリスクも下がります。

手術のタイミングは個別相談

ホルモン関連のリスクと、麻酔のリスク、性格や行動への影響を踏まえて、ご家族と一緒に決めていきます。

当院でできること

当院では緊急対応、避妊手術のご相談、いずれもお受けします。腹腔鏡を活用した低侵襲手術もご案内しています。

一緒に決めていきましょう

「避妊手術はかわいそう」という気持ちと、「将来の病気のリスクを下げたい」という気持ち。どちらも自然です。当院では情報をお伝えしたうえで、一緒に判断していきます。

南大沢どうぶつ病院 院長/日本獣医がん学会腫瘍科認定医Ⅰ種:保坂 創史

(八王子市・多摩市・南大沢エリアの動物病院)

南大沢どうぶつ病院院長保坂 創史
院長/日本獣医がん学会腫瘍科認定医Ⅰ種:保坂 創史