「血尿が出て病院に行ったら、結石があるって言われました」「フードで溶かせると言われたんですが、本当に溶けるんでしょうか」。
膀胱結石(ぼうこうけっせき)に関するご相談、よくいただきます。
それは、結石の種類によって対応が大きく変わります。食事療法で溶けるものもあれば、手術がベストなケースもあります。違いを知っていただければ、納得して選択できます。
膀胱結石の種類
ストルバイト
細菌感染や尿のpHが関係します。療法食や抗生剤で溶けることが多いタイプです。
シュウ酸カルシウム
食事で溶かすことができないタイプです。手術や尿道閉塞のリスク管理が必要です。
その他(尿酸塩・シスチンなど)
犬種背景や代謝異常が関係するタイプです。それぞれ専門的な対応が必要です。
食事療法で溶けるかどうかの分かれ目
結石の成分の特定が出発点
画像検査と尿検査、必要に応じて結石分析で種類を特定します。種類がわからないまま療法食だけ続けるのは、回り道になります。
サイズと位置も重要
大きすぎる結石、尿道に詰まりかけている結石は、食事だけでの対応はリスクが高くなります。
手術を考えるケース
尿道閉塞のリスクが高い
小さな結石でも、尿道に詰まればすぐに緊急事態になります。特にオス犬・オス猫は要注意です。
食事療法に反応しない
ストルバイトでも、感染や生活背景によって溶けにくいことがあります。
大きい・繰り返している
何度も結石を作るタイプの子では、再発予防まで含めた検討が必要です。
当院でできること
当院は腎泌尿器学会認定医が在籍し、結石診療を得意としています。膀胱結石の摘出手術、必要な再発予防のご提案、療法食の選定までトータルでお受けします。
ご家族と一緒に決める
療法食はその子のお気に入りでないと続きません。生活背景・好み・経済面を踏まえて、続けられるプランを一緒に作ります。
一緒に決めていきましょう
「すぐ手術がいいのか」「もう少し食事で粘ってよいのか」。リスクとメリットを天秤にかけて、ご家族と一緒に決めていきましょう。