「何度もトイレに行くけれど、おしっこが出ていない気がする」 「おしっこの色がいつもより赤い(血尿)」
ワンちゃん・ネコちゃんの排尿トラブルはよくあること、と思われがちですが、実はその中には**「一刻を争う緊急事態」**が隠れています。特に男の子の猫ちゃんにおいて、「おしっこが出ない」状態は、わずか1〜2日で命に関わるほど深刻です。
今回は、泌尿器のトラブルで見逃してはいけないサインと、当院での専門的なアプローチについて、日本獣医腎泌尿器学会認定医である院長の保坂創史と副院長の保坂記世(のりよ)がお話しします。
なぜ「オス猫」の排尿トラブルは怖いの?
男の子の猫ちゃんは、女の子に比べて尿道が細く、長く、カーブしています。そのため、結石や結晶、あるいは炎症による分泌物などが詰まりやすく、**「尿道閉塞(にょうどうへいそく)」**を非常に起こしやすいのです。
おしっこが完全に出なくなると、体内の老廃物を排泄できなくなり、数時間で「尿毒症」に陥ります。さらに進行すると、急性腎不全や膀胱破裂、心停止を引き起こす、極めて危険な状態です。
見逃さないで!SOSのサイン
以下のような様子が見られたら、深夜であっても「明日まで待とう」とは考えず、すぐに病院に連絡してください。
- 何度もトイレに行くのに、おしっこが数滴しか出ていない
- トイレでずっと踏ん張っている、または唸るような声を出す
- おしっこの色がピンク色、または赤色をしている(血尿)
- 股の間を頻繁に舐めている
- 元気がなく、ぐったりしている。何度も吐く
「ダブル認定医」による高度な泌尿器診療
南大沢どうぶつ病院は、院長・副院長ともに「日本獣医腎泌尿器学会認定医」の資格を持つ、泌尿器診療のスペシャリストです。ただ症状を抑えるだけでなく、再発を防ぐための精密な診断と治療を行います。
尿検査
結晶の有無や、感染、潜血の状態を詳しく調べます。
超音波検査(エコー)
膀胱の中に結石や腫瘍がないか、腎臓の形に異常がないかをリアルタイムで確認します。
血液検査
腎数値(CRE, BUN, SDMA)を測定し、内臓へのダメージがどの程度進んでいるかを客観的に評価します。
納得のいく「選択肢」を一緒に選びます
当院が大切にしているのは、医学的な正解を押し付けるのではなく、**「選択肢を提示し、一緒に決める医療」**です。
結石の種類によっては「食事療法」で溶かせることもあれば、繰り返す尿道閉塞の場合は「外科手術」という選択肢がベストなこともあります。ご家族のライフスタイルや、猫ちゃんの性格を伺いながら、納得のいくプランをじっくりお話しします。
「おしっこの悩み」は、我慢させないでください
おしっこがスムーズに出ることは、健康の基本です。 八王子・多摩・南大沢エリアで、大切な家族の異変に気づいたら、迷わず南大沢どうぶつ病院へご相談ください。二人の腎泌尿器認定医が、全力でサポートいたします。
南大沢どうぶつ病院 院長・日本獣医腎泌尿器学会認定医:保坂 創史 副院長・日本獣医腎泌尿器学会認定医:保坂 記世
(八王子市・多摩市・南大沢エリアの動物病院)